小児矯正
小児矯正とは
大人になってからでも歯並びを整えることができますが、顎の成長を利用できる小児矯正は、将来的に歯が並ぶスペースを確保しやすく、上下の顎のバランスを整えやすいのが特徴です。
歯並びがきれいで咬み合わせが整うと、口元の見た目はもちろん、虫歯や歯周病などのリスクを低く抑え、全身のバランスにも影響し健康にも繋がります。
お子様の心身の健やかな成長のためにも、お子様の歯並びが気になるときは、お気軽にご相談ください。
当院の小児矯正
マウスピースについて
マウスピースを装着し口の周りの筋肉と舌を鍛えることで、正しい歯列へ導きます。
間違った舌位置や口呼吸のような筋機能癖を正し、歯並びや顎の発達に良い影響を与え歯列を改善します。
マウスピース矯正は、歯並び全体を平均的な並び方に誘導し、顎の発育を促進し、正しい舌の位置を自覚してもらうのに有効な治療法。
また筋機能療法を併用することで、より顎の育成効果が上昇します。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
メリット
- ワイヤー矯正が必要ない、またはワイヤー矯正の治療期間が短くなる可能性がある
- ワイヤーがないので見た目がよい
- 普段から口を閉じるようになる(口唇閉鎖機能の獲得)
- 顔貌が正常範囲に近づく
- 風邪を引きにくくなる(鼻呼吸による免疫力向上)
- 夜寝ているときの装着ですむ(+日中1時間装着)
デメリット
- お子様が装置を入れていないと治療が進まない
- 生涯の歯並びを保証するものではない
- お口の周りの筋肉のトレーニングが毎日10分以上必要
- 小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがある(遺伝的な成長)
- うつ伏せ寝、ほう杖、舌いたずら、口の癖など悪習癖があると良い結果がでない
インビザラインファーストについて
インビザライン・ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)にある子どものためのマウスピース型矯正装置です。
これまで主に永久歯が生え揃う時期の矯正治療(第2期治療)で使用していました。
しかしインビザラインシステムの技術進歩により、乳歯と永久歯が混在する時期の矯正治療(第1期治療)からの使用が可能となりました。
インビザラインファーストの適用年齢は?
約7~9歳の子どもが適応年齢と言われています。
厳密には、上の前歯が生える時期となる混合歯列前期から使用でき、6歳臼歯と前歯が2/3萌出している必要があります。
歯並びのご相談は、いつでも受けており、矯正治療自体は約4歳から可能です。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
メリット
- 虫歯になりにくい
- 歯並びもきれいに整う
- 痛みなどのトラブルが起こりにくい
- 使用法が簡単
- 治療期間を短くできる
デメリット
- 毎日装着しないと効果が現れない
- 歯並びや顎の状態によって適さないケースもある