コラム

根幹治療を受けた後の食事や日常生活の注意点

根幹治療を受けることは、歯の健康を長く保つことにつながります。
この治療は歯の内部にアクセスして、炎症や感染を治療するものです。
そのため、治療後は歯が一時的に弱くなり、特別なケアが必要となります。
この記事では、治療後の24時間の過ごし方や、食事時の注意点、腫れの対処法などを詳しく解説します。

 

 

 

根幹治療後の最初の24時間

初めての食事はいつから?

根幹治療直後は、麻酔の影響で口の中が麻痺していることがあります。この状態での食事は、誤って舌や頬を噛むリスクが高まります。また、治療部分が敏感なため、食事を取る際の痛みを感じることも考えられます。そのため、麻酔の麻痺がなくなってから、または痛みを感じない時期を選ぶことがおすすめです。初めての食事は、プリンやヨーグルト、お粥などのやわらかいものから始めると、傷つけるリスクが低くなります。

食事時の注意点

根幹治療を受けた歯は、一時的に弱くなっています。そのため、硬い食べ物を噛むと歯が折れるリスクがあります。治療を受けた部分の対面の歯で食べ物を噛むことを避け、他の歯で噛むよう心がけましょう。また、強く噛むことも避けるようにしましょう。食事の際は、できるだけ食べ物を小さく切って食べると、食べやすくなります。

顔や口の腫れに気をつける

根幹治療後は、治療部分の腫れや痛みを感じることがあります。これは、治療による刺激や炎症の反応として起こる自然な現象です。腫れを予防するためには、治療後数時間は頭を高くして休む、冷たいものを当てるなどの方法があります。もし腫れが強くなったり、痛みが強く感じる場合は、歯科医師に相談しましょう。炎症を抑えるための薬や、痛みを和らげるためのアドバイスを受けることができます。

 

食事で避けたい食品

硬い食べ物は避ける

根幹治療を受けた歯は、一時的に弱化することがあります。硬い食べ物を摂取することで、治療部分に過度な圧力がかかり、歯が折れたり、治療部分が再度ダメージを受けるリスクが高まります。特に、ナッツや固いキャンディは噛む際に大きな力がかかるため、治療直後は特に避けるようにしましょう。また、生のりんごや人参のような硬い野菜や果物も、小さく切って食べるか、しばらくの間避けるのが良いでしょう。

温度の高い食べ物や飲み物の取り扱い

根幹治療後の歯は、温度に対して敏感になることがあります。特に、熱いスープや飲み物は、歯の神経や治療部分を刺激してしまう可能性があります。温かい程度に冷ましてから食事をする、または飲み物を飲むように心がけると良いでしょう。また、アイスクリームのような冷たい食べ物や飲み物も、同様の理由で注意が必要です。

スパイシーな食べ物の影響

根幹治療後の口の中は、一般的に刺激に対して敏感になっています。そのため、辛い食材、例えば唐辛子やワサビ、タバスコなどは、口の中や治療部分を刺激する可能性が高まります。辛さを感じる成分は、痛みや不快感を引き起こすことがあるため、治療後しばらくの間は、辛い食材を控えるか、量を少なくして摂取することをおすすめします。

 

歯のケアとオーラルケア

歯ブラシの選び方

やわらかいブラシは、歯や歯茎に優しいため、特に治療直後のデリケートな部分のケアに最適です。硬いブラシは歯茎を傷つける可能性があるため、避けるようにしましょう。また、小さな頭のブラシは、奥歯や難しい部分にも届きやすく、効果的なブラッシングが可能です。

歯磨きのポイント

歯を磨く際は、歯ブラシを45度の角度で歯茎に当て、円を描くように優しく磨くことがポイントです。歯の表面だけでなく、歯の裏側や舌も磨くことで、口内をより清潔に保つことができます。また、過度な力を加えずに、2分以上のブラッシングを心がけることが大切です。

口内洗浄剤の使用

口内洗浄剤は、ブラシだけでは取りきれない細菌や食べ残しを除去する助けとなります。しかし、使用する際はアルコールフリーのものを選ぶことをおすすめします。アルコール入りの洗浄剤は、口の中を乾燥させることがあります。使用量やすすぎる時間も指示に従って守ることで、効果的なケアができます。

歯間ブラシやフロスの活用

歯間はブラシだけでは清潔に保つのが難しく、ケアを怠ると虫歯や歯肉炎の原因となることがあります。
歯間ブラシやフロスを日常的に使用し、細菌や食べ残しをしっかりと取り除くことで、全体的な口の健康を保つことができます。

 

 

 

日常生活での注意点

スポーツや運動への影響

特に接触スポーツを行う際は、口内ガードを使用することで、歯や口の中を保護することができます。また、激しい運動をする際は、適切な水分補給を心がけ、口の中を潤すことが重要です。

喫煙やアルコールの摂取

喫煙は歯の黄ばみや歯周病のリスクを高めるため、できる限り避けることが望ましいです。アルコールは口の中を乾燥させる効果があるため、適度な摂取と、摂取後の水分補給を心がけましょう。

日常の生活習慣の見直し

健康的な食生活や十分な水分摂取、定期的な歯医者の受診など、日常の生活習慣を見直すことで、健康な口内環境を維持することができます。

睡眠時のケア

歯ぎしりは歯を痛める原因となるため、マウスピースの使用を検討することがおすすめです。口呼吸は口の乾燥を引き起こすため、鼻呼吸を心がけることや、加湿器を使用するなどの対策を取ると良いでしょう。

 

つかさ歯科クリニック

当院は30年以上、地域密着として営んできたひさなべ歯科医院を受け継ぎ、地域の皆様が安心して来院頂けるように取り組んでいます。当院の理念に「歯をなるべく削らない」、「神経をなるべく残す」、「歯をなるべく抜かない」などがあります。この想いを大切に、まず患者様のご希望をしっかりお聞きした上で、お口の状況を把握し、一人ひとりに合った治療計画を提案します。お口の中の些細なことでも構いませんので、まずはご相談ください。

つかさ歯科クリニック
住所:〒800-0205 北九州市小倉南区沼南町1-1-14
TEL:093-473-6294

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