つかさ歯科クリニック

歯の詰め物治療の流れとは?安心して治療を受けるための手順を紹介

虫歯でダメージを受けた歯を元通りにする詰め物治療は、私たちの食事や話す機能を正しく保つためにとても大切です。
でも、治療に対して心配や疑問をお持ちの方も少なくありません。
そんな不安を少しでも和らげるために、詰め物治療がどのように行われるのか、治療後の痛みが生じる理由とその解消方法について、ご説明します。

 

歯の詰め物治療とは?

歯の詰め物治療は、虫歯によって失われた歯の部分を補うために、歯科医師が行う手順です。
この治療により、噛む力を回復し、さらなる歯の損傷を防ぎます。
治療では、歯の健康だけでなく、患者さんの噛み合わせや審美性も考慮されます。

 

歯の詰め物治療の流れ

カウンセリング

治療を始める前に、歯科医師は患者さんの歯の状態を検査し、治療計画を立てます。この段階で、患者さんの懸念や希望を詳細に聞き、保険適用内外の治療オプションを提示し、患者さんの意向に合わせた治療方針を決定します。

初めて治療する歯の場合

虫歯を除去し、歯の健康を取り戻すために、必要に応じて麻酔を行いながら歯を削ります。

すでに治療している歯の場合

以前に治療した歯に対しては、古い修復物を取り除き、新たな虫歯の進行がないかを検査します。再発した虫歯があれば、それを除去し、再治療が行われます。

歯の形成

詰め物を適切に配置するため、歯科医師は歯の形を慎重に形成します。この時も、患者さんの痛みを最小限に抑えるための配慮がなされます。

歯の色の確認

自然な見た目を実現するために、患者さんの歯の色に合わせた詰め物の色を選びます。

歯の型取り

形成された歯にぴったり合う詰め物を作成するため、精密な型取りを行います。

詰め物を装着

完成した詰め物は、歯科医院で患者さんのお口に装着されます。この時、かみ合わせや色調を細かくチェックし、接着剤で固定します。

アフターメンテナンス

治療後は、詰め物が適切に機能しているかのフォローアップが行われます。何かしらの違和感があれば、歯科医院にて調整を受けることができます。

 

詰め物治療後に痛みが出る場合の原因

歯の神経が過敏になっているため

治療によって歯の神経が刺激されると、一時的に過敏状態になり、敏感に反応してしまうことがあります。これは、治療で使用された器具や材料が神経を直接刺激することによるものです。

銀歯の熱伝導性のため

銀歯は熱を伝えやすいため、温度の変化によって歯が敏感に反応することがあります。

歯の神経に近いところまで虫歯が進行していたため

治療を行った虫歯がもともと歯の神経に近い場所にあった場合、治療によって神経が刺激され、痛みが生じることがあります。このような場合、神経を取り除く処置が必要になることもあります。

詰め物の高さが合っていないため

詰め物の高さの調整が適切でない場合も痛みの原因となります。詰め物が噛み合わせに合わない高さであると、正常な咬合バランスが崩れ、筋肉や顎関節に余計な負担がかかり、痛みや不快感を引き起こします。

 

詰め物治療後の痛みの対処法

様子を見る

歯の詰め物治療後に感じる痛みは、多くの場合、一時的な反応です。歯の神経が治療によって刺激を受けると、しばらくの間、過敏になることがありますが、これは自然治癒過程の一部であるため、特に心配する必要はありません。通常、数日から1週間程度で痛みは自然に和らぎます。この期間中は、歯科医師の指示に従い、歯を安静に保つことが重要です。

刺激を与えない

詰め物治療後に痛む歯は、温度変化や物理的な刺激に敏感になっています。特に、冷たい飲食物や硬い食べ物、甘いものなどは痛みを引き起こしやすくなります。これらを避けることで、痛みを増幅させずに済みます。また、痛む側での噛み合わせを避けることも重要です。さらに、歯磨きの際は柔らかいブラシを使い、優しくブラッシングすることで刺激を最小限に抑えることができます。

歯の神経を取り除く治療をする

治療後の痛みが強く持続する場合、これは歯の神経が深刻なダメージを受けていることを示す可能性があります。このような痛みは、自然には解消されないこともあり、さらなる治療が必要になることがあります。根管治療は、感染したり炎症を起こしたりした歯の神経を取り除く手順です。この治療により、歯の内部をクリーニングし、歯の神経があった空間を滅菌して詰め物で充填します。これによって、痛みの根本原因を取り除くことができ、長期的な快適さが実現します。ただし、この治療を行うかどうかは、歯科医師の診断に基づいて決定されます。

 

まとめ

歯の詰め物治療は、正確な手順と歯科医師の熟練した技術によって、患者さんのお口の機能を回復させる貴重な治療法です。
治療後には、適切なアフターケアと痛みへの対応が重要です。
これらを心がけることで、患者さんは歯の詰め物治療の効果を長期間享受することができます。
安心して治療を受けるためにも、歯科医師とのコミュニケーションを大切にし、ご自身の歯の健康を守ってください。

 

つかさ歯科クリニック

当院は30年以上、地域密着として営んできたひさなべ歯科医院を受け継ぎ、地域の皆様が安心して来院頂けるように取り組んでいます。当院の理念に「歯をなるべく削らない」、「神経をなるべく残す」、「歯をなるべく抜かない」などがあります。この想いを大切に、まず患者様のご希望をしっかりお聞きした上で、お口の状況を把握し、一人ひとりに合った治療計画を提案します。お口の中の些細なことでも構いませんので、まずはご相談ください。

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住所:〒800-0205 北九州市小倉南区沼南町1-1-14
TEL:093-473-6294

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