根幹治療とは?
初診時のチェックポイント
全体の確認からスタート
初診時の診察は、患者さんの口腔全体の健康状態を把握するための大切な時間です。歯科医師や歯科衛生士は、歯の形や色、歯茎の状態など、見た目だけでなく感触や匂いなどもチェックします。この情報は、今後の治療計画を立てる際の基盤となります。
痛みや不快感の原因を探る
痛みや不快感がある場合、それが何に起因するのかを正確に知ることは、治療の成功に繋がります。特定の部分への刺激や、患者さんの症状の詳しい説明を基に、痛みの原因を特定します。
ヒアリングで治療の方向性を確認
患者さん一人ひとりの希望や不安は大切に考慮されます。そのため、詳しいヒアリングを行い、治療の方向性や患者さんの期待値、疑問点などを明確にします。歯科医師に今自分が抱えている問題をしっかりと伝えるようにしましょう。
X線での詳細チェック
X線撮影は、目で見ることができない部分、例えば歯の根の部分や骨の状態などを詳しくチェックするための重要な手段です。歯の隠れた虫歯や歯の根の感染状態、さらには周辺組織の健康状態など、多岐にわたる情報を得ることができます。この情報を基に、治療の詳細な計画や必要な処置を判断します。
X線撮影とその役割
X線撮影は歯科治療の中での欠かせない診断ツールです。通常の診察だけでは見えない歯の内部や、歯の根元、さらには顎の骨の状態まで詳細に確認することができます。
見えない病変の発見
歯の外側からは見えない虫歯の進行度や歯の骨の吸収など、隠れた問題を発見できます。
治療の計画
X線撮影の結果を元に、治療計画を立てる際の重要な情報となります。どの部分を治療するか、どのような治療が適切かを判断するための基盤となります。
治療のステップ1 感染部分のクリーニング
歯の感染は、通常、虫歯の進行や歯の外傷によって引き起こされます。この感染部分や病変は、歯の痛みや腫れなどの症状の原因となります。歯科医師は、高度な技術と特別な器具を使用して、これらの感染した部分を効果的に除去します。これには、細いファイルや洗浄液を使い、感染部分を丁寧に取り除く作業が含まれます。この段階が完了すると、歯は再感染を避けるための基盤として、清潔な状態に戻されます。
治療のステップ2 歯の中の形成
感染源が除去された後、歯の内部はしばしば不均一や凹凸が生じています。この状態のままでは、次の治療ステップでの充填や仮封が効果的に行えません。そこで、歯科医師は、歯の内部を平滑かつ適切な形状に整えるための手順を実施します。このプロセスは、特定の器具や技術を使用して、歯の内部を均等にすることを目的としています。
治療のステップ3 充填と仮封
歯の内部が整形された後、次のステップは歯の中を特別な充填材で充填することです。この充填材は、感染の再発を防ぐためのバリアとして機能するだけでなく、歯の強度や機能を回復させる役割も持っています。特に、この充填材は歯の構造をサポートし、日常の噛みしめや嚙む力に耐えられるように設計されています。充填が完了したら、歯は仮的に封をされます。この仮封は、次の治療ステップが行われるまでの間、歯を保護し、外部からの汚染や感染を防ぐための重要な手段となります。
最終的な修復とその後のケア
根幹治療の成功率や安全性
根幹治療は、近年の歯科技術の進化により、さらに高い成功率を誇る治療となっています。一般的に、適切な治療手段と技術的な進歩により、多くの患者さんが良好な結果を得ています。特に、現代の器具や技術を駆使することで、治療の際の痛みを最小限に抑え、更に効果的な治療を実現することができます。
根幹治療で健康な歯を取り戻しましょう
根幹治療は、歯の中の感染や痛みの原因となる部分をしっかりと治療することで、健康な歯を取り戻すための鍵です。正確な治療とその後のケアによって、患者さんは再び健康な口元を取り戻すことができます。治療の過程やその後のケアについての疑問や不安が生まれることもあるでしょう。そのような時は、気軽に当院にご相談ください。
つかさ歯科クリニック
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